株式会社を設立するための手順は、以下の通りです。
１．会社の基本事項を決める
まず、以下の内容を決定します。
・会社名（商号）
日本語だけでなく、アルファベットや数字も使用可能。
「株式会社」という表記は必須。
同じ住所に同じ商号を持つ会社が存在していないか確認（法務局で調査可能）。
・本店所在地
会社の本拠地となる住所。自宅を使用することも可能。
・事業目的
法的に適切かつ明確な内容で記載。複数の事業を設定することも可能。
・決算期
1年を超えない範囲で事業年度を決定。3月決算、12月決算など。
・株主と発起人の決定
最低1人以上が必要です。発起人が株式を引き受けます。
・資本金
設立時に用意する資本金の金額。1円から設定可能。
・取締役
会社の日常業務を行う責任者を決定。発起人との兼任可能。
２．会社の印鑑を作成
会社設立には印鑑が必要です。以下の印鑑を用意します。
・会社実印（法人実印）
・銀行印
・角印
３．定款の作成
【内容】
定款には会社の基本情報を記載します。主な内容は以下の通りです。
・商号（会社名）
・本店所在地
・事業目的
・資本金額
・発行する株式の総数 など
【認証】
公証役場で定款を認証してもらいます。
電子定款を使用することで印紙税（4万円）を節約可能。
認証手数料は3万円~5万円。
４．資本金の払込
定款認証後、代表者の銀行口座に資本金を払い込みます。
領収書や通帳のコピーを設立書類として使用します。
５．設立登記の申請
法務局で以下の書類を提出し、設立登記を行います。
・定款（紙または電子）
・登記申請書
・印鑑届出書
・払込証明書
・登録免許税（最低15万円を収入印紙で支払い）
・取締役の就任承諾書
・登記すべき事項の記載書面
・その他必要書類
登記が完了すると、会社は法人として成立します。
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